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年の初めに立てた目標を、年末まで覚えている経営者は、どれくらいいるでしょうか。
私自身、1月1日に「今年こそ」と決めた目標を、12月31日にはすっかり忘れている、ということを何度も繰り返してきました。
これは意志が弱いからではありません。1年という区切りが、人間の実行力に対して長すぎるのです。
今回は、40代・50代の1人サロン経営者の方に向けて、「目標を短いサイクルで区切る」ことがなぜ有効なのか、そして具体的にどう仕組み化するかをお伝えします。私が10年以上続けているある習慣が、その気づきのもとになっています。
年間目標が機能しにくい理由は、大きく2つあります。
ひとつは、期間が長すぎて緊張感が持続しないこと。12ヶ月先のゴールは、日々の行動と結びつきにくく、「まだ時間がある」という感覚が先延ばしを生みます。
もうひとつは、振り返る機会が少ないこと。多くの人にとって、目標を見直すのは年に1〜2回。その間に状況は変わり、当初の目標が現実と噛み合わなくなっても、修正のタイミングを逃してしまいます。
サロン経営に置き換えると、「今年は新規を増やす」「客単価を上げる」と決めても、日々の施術に追われるうちに、その目標が意識から消えていく——多くの1人サロンで起きていることです。
私は10年以上、ある手帳を使って目標管理をしています。きっかけは、信頼できる方との出会いから知った「マヤ暦」という古代の暦でした。占いというより、自分のリズムを見つめ直すための道具として使っています。
その手帳の要点は、経営にそのまま応用できます。1年を短く区切り、定期的に立ち止まる仕組みを、あらかじめ持っておくということです。
一般的なカレンダーは365日・12ヶ月・四季で区切られていますが、あえて別のリズムを持ち込むことで、振り返りのタイミングが構造として組み込まれる。これが効くのです。
1. ゴールが近いから、日々の行動に直結する 2ヶ月先のゴールは、「今日何をするか」に落とし込めます。1年先だと、この接続が起きません。
2. 修正のタイミングが定期的に来る 「そろそろ振り返る時期だ」という区切りが仕組みとして訪れるため、状況の変化に合わせて軌道修正できます。放置による目標の陳腐化を防げます。
3. 達成感を、こまめに味わえる 短い区切りで小さく達成すると、その手応えが次への燃料になります。1年に1回の「達成 or 未達」より、経営のモチベーションが続きます。
マヤ暦の手帳がなくても、この考え方は取り入れられます。
1. 1年を「2ヶ月×6期」に分ける まずは無理なく、2ヶ月を1つの区切りにします。「7〜8月期」「9〜10月期」というように。
2. 各期に、目標を1つだけ決める 欲張らず、その2ヶ月で本当に動かしたいことを1つ。「7〜8月期は、Googleマップの口コミを10件増やす」など、数で測れるものが理想です。
3. 2週間ごとに、5分の振り返り時間を予約する 手帳やカレンダーに「振り返り」の予定を先に入れておきます。この5分が、目標を意識に留め続けます。
4. 期の終わりに、達成度を採点して次へ できた・できないを責めるのではなく、事実として確認し、次の2ヶ月に引き継ぐ。この繰り返しが、年間目標より確実に前へ進みます。
目標が続かないのは、あなたのせいではありません。区切りが長すぎるだけです。
1年を2ヶ月ごとに区切り、2週間ごとに振り返る。この小さな仕組みを持つだけで、「立てたのに忘れる目標」が「動き続ける目標」に変わります。まずは次の2ヶ月の目標を、1つだけ決めてみてください。
この内容は、毎朝6:30配信のstand.fm「55歳すっぴん朝ラジオ」#153でお話ししています。 →
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