完璧な技術があるのに売れない理由

 

あなたの完璧な施術。

なのに、どうして、

  • お客様はサロンで販売しているモノには全く興味を持たれず

  • 回数券も更新されずに

  • 去って行かれた……

こんな経験が、あなたにはありますか?

目次

私の失敗:オープン1年目

私は、オープンして最初の1年間、一切「店販」をしていませんでした。

黙々と施術をし、お客様を極上の気分にもっていき……これこそが、私の仕事だ!と。

「ここでは、もういやなことも全て忘れてくださいね〜」

に徹していました。

これは、今うちのサロンがやってることとは全然違います。

これは、高級なエステ商材を使用した高級なリラクゼーションサロンでしたね。

それなのに、単価は低く、まだ3000円のメニューもありました!

(これじゃ、いつまでたっても赤字だよねー)

それでも、お客様にひたすら尽くし、作業代金をいただいておりました。

「作業サロン」の限界

これでは、1人サロン技術者の自己満足サロン

1人サロンオーナー経営者とは言えませんな。

施術=作業

少し厳しい言い方ですが、こうなってしまうと、作業代金しかもちろんいただけませんし、もしかしたら、コミュニケーションを取ることすらも(トーク)、お客様サイドから嫌がられるかもしれませんね。

「ちょっと!作業にちゃんと集中してよね!お金払ってるんだから!」みたいなね。

「作業サロン」でいくなら

最初から、こういうコンセプトのサロンなら、私はそれはそれでありだと思うのです。

100%施術者(作業する側)にゆだねる系ね。

世界のリゾート地とか、高級ホテル内のエステとかは、こんな感じですよね。

あ、でもそこには確かロケーション代もあるわよね。

ん?でもそうなると、あなたの1人サロンは、ライバルは世界の高級エステサロンでしょうか??

必要な条件

いいんですよ。それならばそれで。

でも、そしたら、そうよ、ロケーションもいるし、それなりの設備投資をして、それなりのお代金もいただかないといけませんね。

お客様の期待値も相当高いですから。

3000円じゃあねえー(笑)。0が足りませんわね〜。

特別な技術の場合

あと、たとえば、あなたの施術が世界で数人しかできない特別な施術とかね。人間国宝みたいなね。

それならばそれで、特別な、極めて稀有な施術(作業)ですから、もちろんそれなりのお代金をいただくことになり、それで、サロン経営をしていくのも可能です。

1回20万円のサロンの例

私は、1人(1回)20万円というサロンを知っています。

本当の隠れ家サロンですね。パパラッチからの追撃を逃れていく場所。そこは完全にクチコミ。芸能人がお忍びで来るサロンです。

それなら、黙々と施術をして、施術代金で経営していけますね、1人サロンでも。

実はそこはやはり1人サロンさんですが、最初は広尾(東京)の古い一軒家を借りてのスタートでした。

そのうち、一番近い外資系ホテルの一室を常に借りるようにして(確か1ヶ月ごとの契約のようでした)、ホテルのお部屋内で施術を行う形態に変えられました。

駐車場はホテルですから十分ありますし、高級外車に乗ってきてくださっても、ホテルマンが動かして停めてくれるから、施術中の管理も安心。

外資系ホテルという場所がプライベートな秘匿性も守られて、マスマスイメージが高級路線で上がっていき、それこそ施術一本で!文字通り「腕一本」で稼がれていました。

お忍びの人が来なくなると困るので、いっさいの取材もお断り。完全クチコミ100%でしたね。

(これ以上は話せないので、この方のお話は、よかったらセミナーなどでは個人的にお話しますね)

あなたはどんなサロンにしたいのか?

でね、話を戻しますが、これはもう、どうするかなんです、あなた自身が。

ご自身の1人サロンをどんなサロンに打ち出すのか?それが、サロンのコンセプトになります。

私が選んだ道:共同作業員

わたしは、世界で数名みたいな、そんな稀有な施術は最初からできないので、かなり弱気で(?)スタートしました。

(駅前なのに(家賃もあるのに)高級商材使って3000円でしたからね、ははは)

ただ、お客様の「なりたい自分」になるお手伝いを一緒に行う、お客様にとって最も身近で頼りになる**「共同作業員」でありたい**。

そこは今も思っています。

私の今、その時に持っている技術を最大限にフル活用して、全力であたります。

(ですから常に技術もバージョンアップします!ですから値上げもしてきましたし、この先も当然していくでしょう。まだ進化中ですが)

このスタンスなのです。

「共同作業」という視点

お客様と共同作業で、お客様の「なりたい自分」になるのを一緒に追う、追求する!

このスタンスでいくと、完璧な技術があるあなたなら、まちがいなく、もう月100万円超えは目の前です。

私がそうでしたから。

ちょっと視点をずらして考えてみませんか?

気づきのきっかけ

ちなみに、私がこのことに気がついたのには、オープン1年後のある日の、お客様の一言でした。

その一言で……

はい、自分の考え方の枠(思い込み)が外れ、一気にスタンスが確立できたのです。

サロンのコンセプトが固まったのです。

次回は、そのお話をしますね。

(次回に続きます)

1人サロンでも月商100万円超えを実現する、実践的なノウハウをお届けしています。