 
                                        
                                        こんにちは、サロン経営アドバイザーの渡辺マスヨです。
前回の記事で、耳鼻科の先生が初診で「年間計画」を立てて患者さんの来院を管理していた、という衝撃的な体験をシェアしました。
今日は、その「かかりつけ戦法」を、私たち一人サロンの初回カウンセリングにどう応用できるか、具体的にお伝えしていきます。
目次
ポイントは、初回のご来店時に、季節を絡めた年間のトリートメント計画を、ざっくりでもお伝えしてしまうということ。
問診:どんなお肌(またはボディ)になりたいか、目指すものをお伺いする
現状把握:生活習慣や栄養状態を伺い、お肌やお身体を見せていただく
年間計画の提示:季節を絡めたトリートメント計画を簡単にお伝えする
これだけで、お客様は「ああ、この先もここに通って、お肌(ボディ)をずっと見てもらえるんだな~」と自然に思ってくださいます。
実際にどんな風にお伝えするか、例をご紹介しますね。
「◯◯さまの目指すお肌のために、ここ数ヶ月はまず、しっかりとお肌の土台を作り直すための△△なトリートメントをしていきますね。
そして、お肌が健康的な美肌に整ってきましたら、次は◆◆な美容液を導入したり、□□な施術を行っていき、ますます◯◯さまの理想のお肌にしていきます。
1年間の中では、季節ごとにその時必要なケアを、◯◯さまのお肌に合わせてしっかり取り入れさせていただきますね。
たとえば…
5月と9月は、お肌の角質が厚くなってくる時期です。
放置しておきますと、お肌は固く、くすんできて、ターンオーバーが遅くなってしまい、せっかくの美容努力がもったいないことになります。
ですから、しっかり角質を除去したいので、この時期の年2回はピーリングを行っていきますね。
夏の終わりには、紫外線ダメージのケアとして…
冬の時期には、乾燥対策と保湿強化で…
春先は、ゆらぎ肌対策として…
このように当店では、◯◯さまの理想のお肌を作っていくトリートメント計画を年間で立てておりますので、どうぞ安心して当店におまかせくださいね。
ご一緒に頑張りましょう~!」
最初にエステティシャンが、お客様のために(お客様のメリットのために)ここまでお話しできたら…
かかりつけサロン感、ハンパないですよね!!!
もちろん、果たして「おかかえのエステティシャン」として選んでくださるかどうかは、お客様が決めること。
でも、選ばれるエステティシャンになるために、自分たちができることで、最大限のご提案は、しっかりと初回のうちに、いやらしくなくアナウンスしておくべきです。
初めてのカウンセリングで、お客様の方から「ああ、この先もここに通って、お肌(ボディ)をずっと見てもらえるんだな~」と思っていただけたら、よくないですか?
再来店、さらに継続来店が、お客様にとって当たり前のイメージを持っていただける初回カウンセリング
そんなカウンセリングのツールが作れたら、お互いにマスマス自然体でしょ~!
そんなことをふと思った、マスヨの耳鼻科デビューでした(笑)
今、私はまさに初回のご来店で書いていただくカルテを新しく作り直そうと思っているので、この「年間計画の提示」を早速取り入れようとしています。
よさそうなものが出来上がりましたら、また発表しますね!
初回のカウンセリングは、お客様との関係性を作る最も重要な場面です。
ここで「点」のケアではなく「線」のケア、いや「面」のケアを提示することで、お客様は安心して、あなたのサロンに通い続けることができます。
耳鼻科の先生がそうだったように、私たちも「あなたの美と健康を、年間を通じてサポートします」という姿勢を、初回からしっかり示していきましょう。
それが、本当の意味での「かかりつけサロン」への第一歩です。
あなたのサロンの初回カウンセリング、見直してみませんか?
きっと、リピート率が大きく変わってくるはずです。
サロン経営アドバイザー 渡辺マスヨ
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